岩石を用いた本来の地球を取り戻す

 岩石から抽出した岩石ミネラル(以降、ミネラル)は、農地再生において非常に重要な役割を果たします。弊社では畑に富士山の溶岩石を2020年より毎年撒き、灌水(植物の水やり)に使用する水には数種類の岩石を浸透させたミネラル水を使用しています。また、弊社水耕栽培システムにも同様にミネラル水を利用しています。

毎年土壌に撒くバイオ炭
パラワンサンド
富士山の溶岩石 マスターサンド

①ミネラルは、土壌に必要な栄養素を供給し、農業における重要な生理活性物質として機能することで、植物の生長、発育、免疫応答といった生理的過程に影響を与える能力を持っています。
 植物の成長と発育には、窒素、リン酸、カリウムなどの主要な栄養素が必要で、これらはミネラルから供給されます。また、植物の免疫応答には、鉄、マンガン、銅、モリブデン、亜鉛などの微量栄養素が重要で、これらもミネラルから得られます。これらのミネラルは、土壌の生物活性を向上させることで、植物の健康と成長を促進し、持続可能な農業が目指せるのです。

②ミネラルは、土壌の肥沃性を改善し、土壌の構造を改善する役割も果たします。ミネラルがあることで、土壌は水分と栄養素を効率的に保持し、植物の根系がより深く広がることが可能とします。これらの機能は、農業の生産性と持続可能性を大幅に向上させる可能性があります。さらに、ミネラルは土壌のpHバランスを調節する能力も持っており、土壌の酸性度やアルカリ度を適切な範囲に保つことで、植物が必要とする栄養素の吸収を最適化します。その結果、植物はより健康に成長し、より豊富な収穫が目指せます。また、これらのミネラルは、植物が病気や害虫から自身を守る能力を助けてくれます。

特別栽培認証を毎年取得

 特別栽培農産物認証とは、農産物の生産・栽培過程で特定の基準を満たしたものに対し、国や地方自治体が認証を行う制度のことです。
 

 私たちは、2018年より除草剤を一切使用しておりません。
 又、栽培期間中、栽培期間外でも、「農薬不使用」「化学肥料不使用」です。
 これにより、秋田県農業公社に毎年認証を受け栽培しております。

秋田県特別栽培認証マーク
R4年度より特別栽培認証取得
  • 通常、農薬や化学肥料を使用せず、環境に配慮した栽培方法や、品質・安全性に関する基準を満たした農産物が特別栽培農産物として認証されます。具体的な基準は、それぞれの地域や制度によって異なる場合があります。
  • 特別栽培農産物認証は、農業の持続可能性や環境保護にも貢献しています。減農薬・減化学肥料の推進や土壌や水資源の保全、生態系の維持など、自然環境との調和を重視した農業を促進する一環として重要な役割を果たしています。

ノウフク連携(農業と福祉の分野の連携)の取り組み

 現在エスエイチファーマ―ズ合同会社では、千葉県我孫子市に御座います『ANELA我孫子』と提携をし、障害をお持ちの利用者様たちに水耕栽培の作業をして頂いております。

 その作業の中で利用者様たちが農業を通じて活躍することで、自信や生きがいを持って社会参画を実現していくことが目標です。

 また、ノウフク連携に取り組むことで、利用者様たちの就労や生きがいづくりの場を生み出すだけでなく、担い手不足や高齢化が進む農業において、新たな働き手の確保につながる可能性もあると考えています。【就労継続支援事業所B型】ANELA 我孫子 (anelagrow.info)

・ノウフク連携とは(農林水産省HP引用)

 農業と福祉(障害者)の連携という狭い意味で捉えられがちな農福連携ですが、農の向こうには農林水産業や6次産業などがあり、福の向こうには障害者だけでなく、高齢者、生活困窮者、触法障害者など社会的に生きづらさがある多様な人々が包摂されます。

 2019年6月に発信された農福連携等推進ビジョンでは、「農福連携を、農業分野における障害者の活躍促進の取組にとどまらず、ユニバーサルな取組として、農業だけでなく様々な産業に分野を広げるとともに、高齢者、生活困窮者、ひきこもりの状態にある者等の就労・社会参画支援、犯罪・ 非行をした者の立ち直り支援等にも対象を広げ、捉え直すことも重要である。」と明記されました。その後多くの場面で「農福連携」から「農福連携等」と表現されるようになった背景には、農と福のもつ意味の広がりが生み出す新たな価値への期待が込められています。

農福連携とは:農林水産省 (maff.go.jp)

私たちはノウフク連携をしています

SDGsへの取り組み

 2030年、今目の前にいるあなたの子どもは何歳になっていますか? 子ども達が笑って暮らせる未来のために、2030年までに世界中でやるべき目標が作られました。それが「SDGs」です。
 大人だけでなく、未来の主人公である子どもたちと一緒に、楽しみながら、無理なく取り組むことができると良いと私たちは考えました。そこで、私たちができる食を通じての教育、『食育』に取り組みたいと考えています。

SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは? 17の目標ごとの説明、事実と数字 | 国連広報センター (unic.or.jp)

  • おいしくご飯を食べる

 子どもの栄養に気を配ったり、好き嫌いをなくす工夫をしたりと、日々悩んでいるパパママは多いでしょう。お子様の健康に直結していますね。食べ物がどこでどのように作られるのか、畑や農作業で楽しく知ったり、お料理を一緒したりする事で、食への興味が深まり、食品ロスなどと向き合うきっかけになったり、どのような野菜を選んだらいいのか?など親子で知ってもうきっかけになれたらいいなぁと考えています。

 大島久美子様とのご縁からエスエイチファーマーズで採れた野菜などを、とも育でのイベントで出品させて頂いたり、弊社の野菜でお料理を作って頂いたり、御協力させて頂いております。

とも育@朝霞の森(@tomoiku.asaka) • Instagram写真と動画

「とも育」の紹介とこれまでの活動実績|とも育@朝霞の森 (note.com)

  • 山澤清氏との出会い

 2020年に私たちは山澤さんとご縁を頂き、それからというものおじいちゃんに農業を教えてもらうような感じでお付き合いをさせて頂いています。
 2021年には在来種の「だだちゃ豆」の原種を譲って頂いたり、「カワヒコ」という屋久島で作られる里芋の種を譲って頂いたり、毎年収穫し種の更新をしています。

 頂いた在来種を作物本来の状態で気候風土に合わせじっくり育て在来種の保存活動もしています。
 お会いしてからというもの、種からこだわり、農業事態の考え方もすっかり変わりました。

株式会社 ハーブ研究所 (herbkenkyujo.jp) 

2022年 山澤清氏と田畑
秋田県とのSDGsパートナー登録